愛知県名古屋市中川区の動物病院 ふくだ動物クリニック土曜・日曜・祝日も診察。中村区、熱田区、中区、港区にも近い場所です。

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手術operation

動物に優しい手術を

当院では手術を行うにあたり、動物への負担ができる限り少なくなるような手術法をご提案しています。また、手術前には、なるべく分かりやすく手術の説明を致します。ご希望がある際や、疑問などがありましたら、診察時にご相談ください。

当院で行っている動物への負担を減らす方法
麻酔時間を減らす手術方法

どんな手術であっても、麻酔のリスクが伴います。麻酔のリスクは麻酔時間の長さによっても変わります。そのため、動物への麻酔の負担を軽減するには、手術時間を短くすることが必要です。当院では、血液シーリングの導入により手術時間を短くする術式などを行っています。

消炎鎮痛剤の利用

手術時、手術後に発生する「痛み」を減らすことができれば、術後により早く動けるようになる、より早く食欲が出るようになる、より早く良い睡眠がとれるようになる、などの効果がみられます。その結果として、術後の回復も早くなりますので、動物への身体の負担を減らすことに繋がります。

安心の術前検査

当院では安心して手術を受けて頂くにあたり、しっかりとした術前検査を行っております。レントゲン検査・血液検査を基本として、年齢に応じた検査内容を追加して行います。これにより、手術中の急変や、術後の経過不良の確率を事前にできる限り減らすことができます。

投薬が難しい子のために(手術時の注射の利用)

手術後の化膿を防ぐために、術後はご自宅で投薬を行っていただくことが必要です。しかし、お薬をあげるのが難しい子も多くいます。そのため。手術時にお薬の変わりとなる注射を打つことで、飼主様の投薬の苦労を減らすこともできます。
投薬の漏れもなくなりますので、術後の回復も早くなります。

入院が苦手な方は早期退院することも可能

心配な方は抜歯までお預かりすることもできます。

優しい看護師が気持ちを込めてお世話をしている

当院で行っている動物への負担を減らす方法 イメージ写真1

当院で行っている動物への負担を減らす方法 イメージ写真2

当院の手術の流れ

当院では手術を行うにあたり、動物への負担ができる限り少なくなるような手術法をご提案しています。また、手術前には、なるべく分かりやすく手術の説明を致します。ご希望がある際や、疑問などがありましたら、診察時にご相談ください。

STEP1 術前検査
STEP1 術前検査

手術前に採血をし、肝機能や腎機能など異常がないかを検査します。
年齢や過去の既往歴によって項目検査項目を決めていきます。

※異常値が出て、手術への影響が懸念される場合はお電話します。

STEP2 抗生物質・鎮痛剤の投与
STEP2 抗生物質・鎮痛剤の投与

麻酔をかける前に抗生物質や鎮痛剤の投与を行います。
この時に使用するお薬も数種類あり、手術をする子の体調や年齢を考えてどれを使用するかを決めていきます。

STEP3 気管挿管
STEP3 気管挿管

気管チューブを気管内に入れます。気管チューブを通して、酸素と麻酔薬を流します(吸入麻酔)。これにより、手術できるようにしっかりと寝てしまいます。 ガス麻酔のため手術中の麻酔濃度の調整が可能になります。

STEP4 手術
STEP4 手術

手術中は、色々な機械によって麻酔を管理しています。

心電図モニター:正常に心臓が動いているかを見ます。
パルスオキシメーター:血液中の酸素飽和度(酸素がどれだけ含まれているか)を見ます
呼吸モニター:ちゃんと呼吸をしているかどうかを見ます

STEP5 術後管理
STEP5 術後管理

術後には点滴投与などを行います。また術後の回復を早めるためや重症例の子はICU(酸素室)なども利用しています。

当院の手術の流れ

糸を極力残さない外科手術

当院では、手術の際に出血や侵襲を減らすため、血管シーリングシステムを用いた外科手術(避妊手術・去勢手術・腫瘍外科手術など)を行っております。このシステムを用いることで、凝固しながら切開を行うことができ、より安全に手術を行うことができます。

以前は去勢・避妊手術では縫合糸(絹糸やナイロン糸など)で精巣や子宮・卵巣の血管を結び、体内には糸を残す方法が行われていました。そのため、体内に残された縫合糸が炎症を起こす、縫合糸反応性肉芽腫が起こることがありました。

当院ではそういったトラブルを未然に防ぐことも目的として、非吸収性縫合糸をほとんど使用せずに体の中の血管や組織を結ぶ方式を用いた手術を行っております。

血管シーリングを使用するメリット
1.身体の中にできる限り縫合糸を残さずに手術可能

手術時に腫瘍や臓器などを摘出する際には、繋がっている血管を切断する必要があります。通常はこの際に止血のために安全性の高い縫合糸を用いますが、ごく稀に身体が異物(縫合糸)に反応して「異物反応性肉芽腫」という病気を引き起こす事があります。こういった病気のリスクを無くすことが可能です。

縫合糸反応性肉芽腫とは?
去勢・避妊手術などが無事に終わっても、数ヶ月~数年後に手術部位付近が赤く腫れたり、おなかの中にガンのような大きなしこり(肉芽腫)が出来たり、重度の場合は皮膚に穴があいてしまうことがあります。これらは体内に残っている糸に過剰な異物反応を起こして起こる病気です。こうなった場合は肉芽腫と残った糸を摘出する再手術を行わなければなりません。この病気は事前に発生リスクが分からないため、当院では極力糸を残さない手術を行っています。

2.手術時間を大幅に短縮可能、動物の負担も軽減

血管シーリングシステムを利用すると、縫合糸を用いる一般的な術式と比較して、縫合のための時間が短くて済むため手術時間が大幅に短縮できます。そのため、麻酔時間も短くなり動物への負担が軽減されます。また、縫合糸が体内に残るリスクを無くすことができます。動物への様々な負担を軽減できる術式です。

3.去勢・避妊手術から様々な手術にも利用

去勢・避妊手術だけでなく、腫瘍摘出や乳腺腫瘍、内臓にできた腫瘍の摘出、子宮蓄膿症など様々な手術時にも使用しています。
特に高齢の動物にとって手術時間が長引くことによる麻酔時間の長期化は様々なリスクを引き越します。当院では積極的に血管シーリングシステムを利用して、動物に負担の少ない、より安全な手術を行える環境を整えております。